渡泰断念
3月下旬に予定していたタイへの渡航を断念しました。
先週から心身ともにバタバタで落ち着かない状況でしたが、少し心に余裕ができてきたので、タイへの渡航断念までの流れを備忘録も兼ねて綴っておこうと思います。
だだっと気持ちを吐き出しているだけなので、読み辛いです。すみません。
(当方はただの日記ブログの為、記載した情報に関しては参考程度にしていただければと思います。)
新型コロナウイルスの感染拡がりには注視していたつもりだったのに、まさかここまで来て、渡航できない、引越しできない、相方(夫)に会えないなんて、想像もしていませんでした。
_____________
渡航断念までの流れ(と心境)
3月18日 タイ政府からの通知内容発表
Instagramにてタイ政府からの通知が出ることを知る。
(通知内容一部抜粋)
この時点では、日本全土ではなく日本における感染拡大エリアのみ。(但し、主要空港で感染拡大エリアに該当しないのは、仙台、福岡のみ)
通知を知った直後は、施行日が明記されていなかったこともあり、1週間後の渡航に影響はないのではないか、と超楽観的に捉えていました。(マイペース過ぎた自分が悔やまれる笑)
既に転出届等各種届出済み、ライフラインも解約手続き済み。
3月19日 2月21日施行が確定
18日の文書の施行日が3月21日と明言される。
- 21日の相方の一時帰国取り消しが確定。
- 船便、航空便、引越し作業も渡航日前二日間に設定していた為、渡航を早めるのは不可能。
- 予防接種でお世話になったトラベル外来の先生へCovid-19の検査は可能か確認したところ、現時点で日本では肺炎の重症患者か濃厚接触者でなければ検査は不可能、コロナ陰性証明書は誰にも出せないので、実質日本人の入国拒否との返答。泣き暮れる。
- 引越し業者から連絡があり、3月23日から予定していた引越しを決行するか延期するか選択を迫られる。
相方の一時帰国中止、渡泰不可能に打ちのめされながら、引越しを決行して一時的に実家へお世話になるか、引越しを中止して今まで通り生活するか、悩みました。
この時点では、タイ政府がいつまで入国制限をするのか全く読めなかったので、4月中に入国制限が解除される可能性があるなら、引越し決行して県外の実家から渡航した方が楽だけど、もし長期化したら小学生の息子は一時的に県外の小学校へ転入しなくてはいけなくなってしまう……どっちに賭けるか、という感じ。
21日まで返答を待ってもらえたので保留のまま翌日へ。
3月20日 通知撤回、対象地域が日本全土へ、22日施行。
タイ政府からの通知が『限定された感染拡大エリア⇒日本全域に』、施行日も22日に変更される。
- 前日電話をしていたトラベル外来の先生より着信。航空会社への電話は繋がらないが、たびレジ(外務省)に確認した通知によると「感染している恐れがない旨を示す健康証明書」となっている。この記載方法であれば英文の健康証明書は発行することができる、とのこと。⇒渡航日前日にトラベル外来予約。
- 相方(バンコク在住)とも相談し、相方不在での渡航強行を決意。タイ政府(やタイ航空)の通知と比較して、外務省(日系航空会社、大使館)の記載方法が違う為、もしかしたら意図的に日本からの入国への抜け道が用意されいているのでは、と希望を持ってしまいました。😅(勿論そんなことはなかった、とこの後わかる。)
- 引越し業者に決行の連絡。
トラベル外来の先生の「いけるかもしれない」という言葉を希望に、強行渡航に踏み切ったものの、一人で引越し準備をしながら、間に合うのか、飛行機乗れるのか、空港カウンターで追い返されることも考えてシュミレーションしてみたり、久々にずっと胃が痛かった。
3月22日 実質入国不可、渡航断念
「新型コロナウイルスの陰性証明書」が必須と判明、渡航不可能な為、断念。
- 22日午後、トラベル外来の先生から再度着信。「コロナ感染の恐れがない旨の健康証明書」では不可、「陰性証明書」でないと渡航できないことが空港カウンターにて判明したとのこと。
- 時刻既に15時前、呆然としながら相方に電話。相方も呆然。
- 呆然としていたらチャイムが鳴る。空港宅配便集荷のヤマトさん。事情を話して集荷キャンセル。
- 駄目元で引越し業者へ延期希望のメール⇒すぐに了承の返事。
- 駄目元でヤマダ電機にリサイクル引取りの延期を連絡⇒快く了承。
- 不用品買取へキャンセルの連絡⇒翌日OKの返信。
- ジモティー出品物、間に合うものだけ取り消し。
- 自宅の管理会社さんへ引越し延期の連絡⇒超ウェルカム。
こうやって、少し落ち着いて経緯や心境を書き出してみると、自分の暴走振りに引きますね。💦
振り回してしまって本当、申し訳ない……。
業者の皆さん、快く直前(前日)のキャンセルを受け入れてくれて(手数料とかもなく)有難かったです。
トラベル外来の先生も、わざわざ空港まで足を運んで航空会社のカウンターで確認して下さったようで、渡航日当日に子供二人ダンボール三つとスーツケース2つ引き連れてカウンターへ向かわなきゃいけなかったことを考えると(しかもホテル前泊)、事前に無理なことがわかって本当に助かりました。
渡航できなかったのはショックでしたが、結果的に一番ダメージの少ないショックだったと思います。
何より私の希望に沿うように動いてくれていた相方💁🏻♂️、急遽仕事を休みにして長い距離をヘルプに来てくれた両親🧑🏻🦳👨🏻🦳、文句を言いながらも「あとちょっとだから、もう少しだから」という呪詛のような母の言葉を信じて我慢してくれた子供たち👦👧、本当にごめんね。ありがとう。
その後SNSなどで入国状況なども調べていましたが、やはりタイ航空などでダウンロードできる「陰性証明書」を持参できた方以外は皆さんカウンターで発券できなかったようです。(スワンナプームまで行って送還されたという噂も。)
それにしても……日本側がなぜ『陰性証明書』と明記しなかったのかが謎。曖昧な表現にしたせいで僅かな可能性に掛けた方は私以外にもいたはずなので。腑に落ちない……。
渡航断念後
渡航を諦めた後は、もう燃え尽き症候群というか、何もする気になれずお腹も空かず...子供がいなかったらどうしようもない状態でした。(恐らく入国不可能や延期になった皆さん、同じような状態だったと思います。)
最後まで行けないことを信じきれない自分もいましたが、ずっと気を張っていたので引越しキャンセルにほんの少しホッとしたのも事実。
そして、自宅に残るとしてもまずやらなければいけないことが……世帯主として、ずっと呆けてはいられないのだ。
諸手続きのリセット
- 転出届等の取り消し(区役所)
- 子供用医療証と児童手当の復活(区役所)
- 転送届の取り消し(郵便局)
- 小学校へ電話
- 幼稚園へ電話
- ガス・電気・水道の解約取り消し(電話)
- インターネット解約の取り消し(電話)
航空券キャンセルや前泊ホテルキャンセルは相方がやってくれました。
後は、渡航に向けて「いってらっしゃい」メールをくれる友人が多かったので、友人に渡航中止を説明。
ライフラインは電話のみでOK、転出も思っていたより時間がかからず、転出届を出したことで小学校も自動的に今まで通っていた場所になるとのこと。小学校への連絡は電話だけでもOKでした。(一時帰国中にタイへ戻れなくなって体験入学予定の方がいる、と言っていました。)
皆、大変でしたね、とか優しい言葉をかけてくれるので、何度か涙腺が緩む。
そんな中、一番容赦なかったのは、先週(3月19日)まで通園していた幼稚園。一度退園届を受理しているので、4月から再通園するには入園金が必要とのこと。
どこも新型コロナウイルスに対してある程度融通を利かせてくれる中、息子の年少から四年もお世話になっていた幼稚園が一番融通が利かなかったっていう😂思わず笑ってしまった。
結果論ですが、その後のタイ政府の動きを見ていて、すぐに入国制限が解除されることはなさそうなので、今までの生活を継続することを選べて助かったなと思っています。
今は実家で英気を養っている最中なので、帰宅したらダンボールや収納場所のない物品の山に項垂れそうですが、普段の生活に戻りつつ、なんとか時期を窺うしかないのかな、と……。
断念後のバンコク
バンコク内は、上記通知施行の22日からスーパー、薬局、コンビニなどを除く商業施設が4月12日まで閉鎖され、飲食店は店頭でのテイクアウトや宅配で対応中とのこと。
住宅の共有スペース(プールなど)もNG、習い事もお休み、日本人学校も再開の目処が現時点で立っていないようなので、子供にはかなり過酷な状況になっているようです。
3月25日には入国に対して更に厳しい条件が付き、4月末まで施行される予定。
相方も3月25日以降は、いつ検問されてもいいようにパスポートを常備していると言っていました。
また、日本からタイを含む東南アジアが危険レベル2に引き上げられたことにより、会社から帰国を推奨される帯同家族の方も多くいらっしゃるそうで、ぎりぎりでしんどい思いをしながら駆け込み入国を果たされた方も、更に過酷な状況に置かれている印象です。
(帰国を選択しても既に各地へタイからの直行便はなし、空港での検疫及び公共交通機関の使用禁止、14日間の隔離(待機)などが必要なので関東圏以外の方は空港近くのホテル滞在を余儀なくされるようです。それもホテル側からNGが出るなど日本へ帰国するのも厳しい様子。)
タイにおけるコロナ感染者数は日本と比較して少ないので、世界的に見て日本はだいぶコロナへの危機感が薄いと感じてしまいます。
過剰な恐怖で買い溜めや買占めに走るのは違うと思いますが、各地の広がりを見ていると個々が自分がウイルスを保有しているかもしれない意識を持って行動するのは大切ですよね。
息抜きは必要、でも感染源が不透明な状態になってしまっているこの状況で自分は絶対陰性だなんて誰が言えるのか。どの国でも、どんな場所で生活してる人たちも、皆。
この状況下、感染に一番近い場所で日々奮闘して下っている方、施設が閉鎖される中で通常の接客、業務をしてくださっている方、普段提供できないサービスを検討提供して下さる方には本当に頭が下がります。感謝でいっぱいです。🙇♀️
一日も、一刻も早くこの世界的な恐慌が治まりますように。🙏
やっておいてよかったこと
新型コロナウイルスに振り回され、渡航が難しくなったこの状況で本当に助けられたこと。
元々は情報収集用にアカウントを作成したInstagram。
現地情報は勿論、同じ時期に渡航予定だった駐妻さんとの繋がりは、今回の渡航延期の際してとても心強いものでした。
お互いの状況を共有しながら、無事に渡航できるように励まし合ったり、早くコロナが落ち着いて日常が戻るように声を掛け合えることが、気持ちが折れてしまいそうな時励みになりました。
また、相方がバンコク内で一人ぼっちなのも不安だったので逐一駐妻さんがシェアしてくれる情報は有益で有難い。宅配とか病院の情報とか、相方よりも私の方が情報が常に早かった。😂
・ブログ
吐き出し用ブログ。Instagramに長文入力が苦手なので、ウツや愚痴を吐き出せる自己満足ツールは必須。バンコク行く前に役に立つとは思わなかったけど。笑
帯同はいつになるのか
全く読めません。
少なくとも入国制限が強化されている4月30日まで渡航不可は確実ですが、今後感染者数が増えることを想定すると年内に移動できれば良いほうかなと個人的には思っています。
一年のワンオペって長いですね……。(今回の件で一年以上ワンオペになる方もいらっしゃるので我侭言えませんが!)
相方は5月には来られるんじゃないかと物凄い希望的観測をしてますが笑、どんなに早くても夏なのかな……。在泰だった方も帰国されてるわけですし、そんなに早く制限解除は難しいですよね。
タイへのモチベーションも萎れてしまい、生活用品や学用品を荷解きして出さなきゃいけないし、もう当分準備とかで追われたくない、なんて思ってます。
しばらくは充電が必要ですね。
次回移動するときは、相方も一時帰国やり直しで引越しできますように。
取り留めない備忘録に最後まで目を通していただいてありがとうございました。